こんにちは、納戸工房です!
今回は、約5年使用しているiPhone SE2(2020)のバッテリー交換に挑戦しました。
これまで何度かデバイスのバッテリー交換を成功させてきたので、今回もスムーズにいくと思っていましたが……結果はなんと大失敗でした。
今回はその詳細と、教訓をシェアしたいと思います。
交換を決意した理由
iPhone SE2は、発売当初から愛用してきたお気に入りの端末です。しかし、5年間の使用でバッテリーの劣化が進行。
- バッテリー最大容量表示も「76%(1821mAh(新品時)→約1400mAh(現在))」にまで低下し、1日の使用に支障を感じるようになりました。
「ここは自力で交換して延命しよう!」と意気込み、交換用バッテリーを準備。選んだのは非正規品の2340mAh公称バッテリーです。公称値に惹かれたのが、まず甘かったのかもしれません……。
今までの実績
実はこれまで、いくつかのデバイスでバッテリー交換を経験しています。
- MacBook Air 11インチ
- iPhone 5
- iPhone SE (2016)
いずれも特に問題なく交換を終えていたため、今回も同じように作業できると油断していました。
作業中に起こったトラブル
作業そのものはこれまでと同様、以下の手順で進めました:
- 専用ツールでフロントパネルを開く
- バッテリーコネクタを外し、劣化したバッテリーを取り外す
- 新しいバッテリーを装着し、元通り組み立てる
しかし、問題が発生したのはフロントパネルを開く段階です。
- ケーブルを誤って断線
- フロントカメラ、フロントセンサー、スピーカーがつながるケーブルを引っ張りすぎてしまい、完全に切れてしまいました。
これにより、フロントカメラや顔認証、通話時のスピーカーが機能しなくなってしまいました。
成功した部分
一方で、バッテリー交換自体は成功しました。
- 新しい非正規品バッテリーの容量は、約2200mAhまで回復。
- 最大容量表示も「100%」に戻り、充電の持ちが劇的に改善しました。
ただし、この成功がトラブルのショックを和らげてくれるかというと……微妙です。
今回の教訓
今回の失敗から得た教訓は以下の通りです:
- 事前に構造をよく確認する
- SE2のフロントパネルは非常に繊細なケーブルでつながっています。断線リスクを減らすため、慎重に扱うべきでした。
- iFixitの説明通りにやること
- 自力で修理をする際は、iFixitのガイドを徹底的に参照しましょう。写真付きで詳しく手順が解説されており、どの部分に注意すべきかが明確です。今回はこれを「ちらっと見ただけ」で進めたことが失敗の一因でした……。
- 正規品や信頼性の高い交換キットを選ぶ
- 非正規バッテリーの公称値はあくまで参考程度。純正品や信頼性の高い互換品を選ぶべきだったかもしれません。
- 作業環境を整える
- 十分な明るさと作業スペースを確保し、集中できる状態で行うべきでした。
まとめ
今回の作業を振り返ると、成功した部分と失敗した部分が明確でした。
- 成功:バッテリー交換そのものは問題なく行え、容量が約2200mAhに回復。これで充電の持ちが大幅に改善しました。
- 失敗:フロントカメラやセンサーにつながるケーブルを断線してしまい、フロントカメラ、スピーカー、センサーが使用不能に。
この結果、フロントカメラやセンサーにつながるケーブルの交換も必要になり、予想外の修理費用が発生しました。
自力で修理を試みたことで一時的にコストを抑えるつもりが、最終的に余計な出費が増えた形です。
次回は、フロントカメラやセンサーにつながるケーブルの交換に挑戦する予定です。
同じようにDIYでの修理を検討している方には、この失敗談が少しでも参考になれば嬉しいです!
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